和傘塾とは about

伝統的工芸品「岐阜和傘」の製作技術を習得し、日本文化に欠かせない和傘を絶やすことなく後世へと継承していく人材の育成を目的としています。
本塾は、一般社団法人岐阜和傘協会が、経済産業省・岐阜県・岐阜市からの一部補助を受け、NPO法人ORGANと連携して運営しております。

ご挨拶

この度は和傘塾のウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。

和傘づくりは、江戸時代から岐阜で脈々と受け継がれてきました。
しかし、戦後になると洋傘の普及により生産は激減。さらにバブル崩壊や職人の高齢化も重なり、生産は再び縮小の一途をたどっています。しかし、歌舞伎、舞踊、神事など和傘がないと成り立たない日本文化が数多くあります。この和傘塾は次世代の岐阜和傘職人をめざす人に技術を継承し、職人への道を拓く学びの場です。

このかけがえのない文化を未来へつなぐため、塾生、講師、職員、関係者さらにはご支援者の皆様とともに岐阜和傘の未来を創造していきたいと思います。

塾生スケジュール

岐阜和傘塾は2年制の学びの場です。和傘の歴史や材料に関する座学に加え、実際に和傘を製作する実技を通じて、基礎から応用まで体系的に習得します。
さらに、傘ロクロの材料となるエゴノキの持続的な供給を目指す「エゴノキプロジェクト」への参加など、フィールドワークも実施し、多角的に岐阜和傘の世界を学ぶことができます。

※エゴノキプロジェクトとは…2012年に、和傘の重要部品である傘ロクロの材料供給が途絶えたことを契機に、全国の和傘職人や森林関係者が協力し、エゴノキの持続的な供給を目指して始まった活動です。

【 塾生1日の流れ 】
10:00〜12:00 授業(座学・実技など)
12:00〜13:00 昼休憩
13:00〜15:00 授業(座学・実技など)

アクセス

〒500-8009 岐阜県岐阜市湊町29
長良川てしごと町家CASA内

JR岐阜駅北口バスターミナル 12・13番乗り場よりバス乗車→約20分→ 「長良橋南・川原町」バス停下車徒歩5分

岐阜和傘の灯を未来へ - 職人育成プロジェクト